国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

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【開催日:11月7日(水)】「平成30年度・女性が拓く工学の未来賞」(優秀賞・奨励賞)が決定しました。

2018/11/07掲載

ダイバーシティ推進シンポジウムにて「女性が拓く工学の未来賞」授賞式が行われました

この賞は若手女性研究者を表彰することにより、その研究意欲を高め、もって将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成を図り、これによりダイバーシティの推進に資することを目的としているものです。

本年度は、優秀賞に武藤敦子准教授(情報工学専攻)、奨励賞に中居楓子助教(社会工学専攻)の2名が選ばれ、11月7日に表彰式が行われ、受賞者を表彰するとともに、副賞を授与しました。

内匠逸選考委員長からは以下の通り表彰理由の説明がありました。

武藤敦子氏は本学卒業後、平成16年に助教に着任。以来、科研費を継続獲得しつつ人工生命や人間関係と行動に関する情報学の研究を継続し、育児をしながら学位を取得し、平成28年に准教授に昇任後は本学OG組織の鶴桜会会長を務めるなど、ダイバーシティ実現に貢献した。まさに、本学における女性研究者のロールモデルである。

中居楓子氏は津波時の減災を目的とした津波避難シミュレーションを使った地域共同体の避難計画づくりに、フィールドワークを通じて熱心に取り組み、その地域の防災・減災活動に大きな貢献を続けている。その研究成果は学会で発表されるとともに、マスコミでの報道を通じ活動的な女性工学者としても注目されている。また当該研究テーマで科研費も獲得しており、今後の発展も期待される。

お二人の益々のご活躍に期待いたします。