国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

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【開催日:9月25日(水)】「2019年度・女性が拓く工学の未来賞」(優秀賞・奨励賞)が決定しました

2019/09/30掲載

ダイバーシティ推進中間報告シンポジウムの冒頭で、2019年度「女性が拓く工学の未来賞」授賞式が行われました。

この賞は若手女性研究者を表彰することにより、その研究意欲を高め、将来の学術研究を担う優秀な女性研究者の育成を図り、これによりダイバーシティの推進に資することを目的としています。

本年度は、優秀賞に宮川鈴衣奈助教(物理工学専攻)、奨励賞に細島頌子研究員(生命・応用化学専攻)の2名が選出されました。9月25日に授賞式が行われ、受賞者に表彰状、トロフィー、副賞が授与されました。

優秀賞 宮川鈴衣奈助教  鵜飼学長から表彰状、トロフィーと副賞が授与(2019年9月25日)



奨励賞 細島頌子研究員  後日学長室にて表彰状、トロフィーと副賞が授与(2019年10月1日)

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女性が拓く工学の未来賞 受賞者の声

優秀賞 宮川鈴衣奈助教(物理工学専攻)

光栄な賞をいただきまして,誠にありがとうございます。
本学に着任して8年目になりますが、恵まれた環境で研究,教育に取り組めていることに感謝しております。これまでに女性研究者・教員など、女性だからいただいた機会もあり、多くの経験をさせていただいていると感じております。同時に、私自身は工学分野の選択にあたり女性であることを意識したことはありませんでしたので、戸惑いもあり、また女性という立場に頼り過ぎないようにもがいてきたところもございました。同じ女性研究者でも、分野や年代により感じていることや置かれる立場も様々であります。環境や時代の流れに左右されないような研究力と人間力を身に付け、未来の自分にワクワクできるような研究人生を送っていきたいと思っております。

奨励賞 細島頌子研究員(生命・応用化学専攻)

このような名誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思います。この度の受賞も、学会での研究成果の発表も、自身の日々の研鑽はもちろんですが、共に研究に取り組むラボのメンバー、そして名古屋工業大学の皆様のサポートあってのことであり、感謝の念に堪えません。また同時に日々の努力が実を結び、未来賞の受賞に繋がったことは、自身を含め、研究グループ一同、非常に心を躍らせております。さて我々のグループは光に応答するタンパク質の研究を行っており、学術的な真理の探究は言うまでもなく、光を用いた生命現象の操作技術を医療や産業へと応用する道も模索しております。この光操作技術が、明るい未来の発展に貢献できますよう、より一層精進していく所存です。

お二人の益々のご活躍に期待いたします。