【開催日:7月21日】「ものづくり企業のための女性技術者リーダー養成塾」を開講しました
2015/07/24掲載
7月21日、 当センターとイーブルなごや(名古屋市 男女平等参画推進センター・女性会館)指定管理者アイ・コニックスグループ共催の「女性技術者リーダー養成塾」が開講されました。全8回開催予定のうち、第1回である今回は入塾式、オリエンテーション、特別講演会を開催しました。前半は、イーブルなごやの指定管理者アイ・コニックスグループ代表の伊藤克恵氏が開講の挨拶をし、続いて本センター長藤岡伸子教授が塾長として挨拶を行いました。その後、本学の仁科健教授から「女性技術者リーダー養成塾」の先輩プロジェクトである「工場長養成塾」を紹介いただきました。前半の最後には、参加した14企業のうち女性16名と上司13名(代表取締役、役員、課長等)が簡単に自己紹介を行いました。各企業の特色の紹介だけでなく、参加する女性技術者や当塾への期待の明確化がなされました。
後半は、一般公開の特別講演会として、2名の講師に登壇いただきました。まず、「経営戦略としての女性活躍推進」と題して、公益財団法人21世紀職業財団 業務執行理事兼事務局長 高松和子氏に講演いただき、女性の活躍を進めるには、長時間労働を解消し、女性自身も意欲的に仕事を行い、企業も女性に責任ある業務を任せるなどの取組が必要だとされました。つぎに、「経営は人を活かすことなり」と題して、本学大学院産業戦略工学専攻教授の浜田恵美子氏に講演いただき、経営の成否の分かれ目は、人が持てる能力の150%を発揮させられるか、50%しか発揮させられないかにあること、また、これからの経営に必要なのは、多様な活躍の場を作り、昇進、昇格の基準を透明にし、公正であることが求められるとされました。そして、どんな戦略でも人材をどれだけ活かせるかが経営の決め手であると締めくくられました。続く、質疑応答でもフロアから多数の質問があり、有意義な交流と議論の場となりました。今後この養成塾は、10月末まで継続します。
第一回女性技術者リーダー養成塾
- 日 時 2015年7月21日(火) 13:00~ 16:00
- 場 所 イーブルなごや
- 講 演 公益財団法人21世紀職業財団 業務執行理事兼事務局長 高松和子氏、
名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻教授 浜田恵美子氏
- プログラム
13:00 - 13:05 主催者あいさつ(女性技術者リーダー養成塾長:藤岡伸子)
13:05 - 13:10 講師・スタッフの紹介
13:15 - 13:20 名古屋工業大学「工場長養成塾」の紹介(工場長養成塾長:仁科健)
13:20 - 13:35 オリエンテーション
13:35 - 13.50 自己紹介(参加企業各1分程度)
(休憩)
14:00 -16:00 特別講演会「女性の力を経営に活かすには」
- 「経営戦略としての女性活躍推進」
- 高松和子氏(公益財団法人21世紀職業財団 業務執行理事兼事務局長)
- 「経営は人を活かすことなり」
- 浜田恵美子氏(名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻教授)
- 参加企業
株式会社アイサク、エイベックス株式会社、株式会社 デンソー、KTX株式会社、共和産業株式会社、株式会社セキソー、日本特殊陶業株式会社、ホーユー株式会社、ブラザー工業株式会社、フタバ産業株式会社、トヨタ紡織株式会社、ナブテスコ株式会社、日東電工株式会社、林テレンプ株式会社(順不同)