国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:11月1日(金)】「第5期ものづくり企業のための女性技術者リーダー養成塾(第4回)」の卒塾式を行いました

2019/11/05掲載

本養成塾は製造業に勤めている女性技術者のための講座で、ものづくり企業における技術者リーダーとして必要なスキルを学び、技術者としてのキャリアデザインを考える機会を提供することを目的としています。県内外の企業20社から20名の女性技術者が参加しました。

最終回は、塾生だけでなく上席者も出席し、卒塾式と特別講演会が行われました。
塾長の藤岡学長特別補佐(ダイバーシティ推進担当)の挨拶で始まり、後援者を代表して公益財団法人永井科学技術財団永井理事長にお祝いの辞をいただきました。

    塾長の藤岡学長特別補佐     公益財団法人永井科学技術財団永井理事長

藤岡塾長から、塾生一人一人に修了証が授与され、その際に塾生は本養成塾で学んだことを今後職場でどのように活かし、どんなリーダーになっていきたいかを行動宣言として述べました。



特別講演会では、株式会社光機械製作所 代表取締役社長の西岡慶子様を講師にお招きし、「経営に活かす女性の力」をテーマにお話いただきました。
西岡氏は、旧態依然とした組織に新風を吹き込み、改革を実現されたご自身の経験にも触れながら、人にフォーカスした経営、適材適所の人材配置、能力・適正・やる気を重視し、女性や外国人を積極登用する、現在の株式会社光機械製作所の在り方について、経営学の理論も引用されながらお話しされました。また、リーダーに求められることは、1.愛情・思いやり、2.勇気、3.情熱、4.信念、5.明るさであるとし、卒塾生の行動宣言の実現を願い、エールを送られました。
約65名が参加し、多くの出席者から女性リーダーだけでなく、すべてのリーダーにとって大切なものを改めて学ぶことができたという感想が寄せられました。



この後情報交換会が開かれ、塾生とその上席者が出席しました。これまで共に学んだ塾生たちは互いに親睦を深め、これからの成長と交流の継続を約束しました。
塾生からは、食事をしながらの和やかな雰囲気の中、塾生同士だけでなく上長や講師などとも交流することができ、楽しい時間を過ごすことができた、良い機会であった、今後に続く良い関係ができたとの声が聴かれました。