国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:8月7日(日)】工学進路選択支援イベント「工学の扉を開こう」特別企画、モノづくりチャレンジ「3Dプリンターでオリジナルグッズを作ろう!」を開催しました。

2022/08/19掲載

  • 2022年8月7日、女子中高生を対象に「モノづくりチャレンジ『3Dプリンターでオリジナルグッズを作ろう!』」を11号館 2階CAD室にて開催しました。
    中学1年生から高校1年生までの24名の参加者が、アンリツ株式会社 理事・CTO 野田華子氏の指導のもと、ものづくりの発案から設計までを体験しました。
    イベントでは、大学院生2名、女子学生団体彩綾~SAYA~の5名の学部生が参加者のサポートにあたりました。冒頭で、学生は自己紹介と共に、自身が設計して3Dプリントされた作品を紹介しました。

  • 本イベントは、4時間半にわたって、3部構成で行われました。
    第1部では、野田華子氏による講義が行われ、CPS(サイバーフィジカルシステム)や3Dプリンターの歴史や仕組みについて学びました。

    第2部では、3D CADの基本操作について、野田氏がスクリーンに示す操作を参加者も同時に操作しながら学習していきました。アシスタントの学生がサポートに入り、順調に練習が進みました。

  • アンリツ株式会社 理事CTO 野田華子氏

  • 第3部では、参加者が作りたいグッズをデッサンし、3D CADで設計しました。作りたいグッズの形を明確にイメージして、グラフ用紙で寸法を考えながらデッサンをした後は、3D CADでの設計に移ります。どのようにしたら作れるか、サポートの学生に相談しながら、設計をしていきました。

    サポートにあたった大学院生の疋田啓悟さん、井上玉貴さんと、彩綾メンバー5名の学部生のきめ細やかなサポートにより、初めて3D CADを操作する参加者も、思い描いたオリジナルグッズの設計を完成させることができました。



    付き添われた保護者の皆様は、別室でスクリーンに映した講義の様子をご覧になるとともに、交代制で蜜をさけながら教室の廊下から参観されました。お子様の学習される様子や、廊下に設置された3Dプリンターの出力デモンストレーションも興味深そうに見学されていました。サンプルで展示されていたコースターを実際に手にしながら、硬い素材だけでなく柔らかい素材でも3Dプリントできることに関心を寄せられていました。





    イベント終了後のアンケートでは、「初めて3D CADを使ったけど、説明やサポートがしっかりしていて、楽しかったです。(中1)」、「コンピューターを使って物を設計するのは初めてだったので難しいと感じることが多かったけれど、とても楽しかったです。 今度はもっと難しい技術も使えるようになりたいと思いました。(高1)」と、作品を完成させた達成感と喜びの声が伝えられました。

 *参加者の作品* 

豊かな想像力を発揮して、短時間で素敵な作品が設計できました!