国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:3月21日(火・祝)】工学進路選択支援イベント「工学の扉を開こう」特別企画
「モノづくりチャレンジ:第2回プログラミング体験:レーダーをつくって宝探しをしよう!」を開催しました。

2023/03/23掲載

    2023年3月21日、女子小中学生を対象にモノづくりチャレンジ「プログラミング体験~micro:bitで宝探しをしよう~」を本学Nitech Hall 2階 ラーニング・コモンズLI:NCsにて、二部制で開催しました。午前中は小学生18名、午後は中学生15名が参加し、無線通信について学びながら、自分でプログラムしたmicro:bitを使って謎解きに挑みました。
    冒頭で、加野泉ダイバーシティ推進センター准教授より、工学分野やその先の進路について紹介があり、その後アシスタントとして参加した女子学生が自己紹介とともに、工学分野で学ぶ楽しさをお話ししました。
    さらに、本イベントを後援いただいた(株)スイッチエデュケーション代表取締役社長小室真紀氏より、「理系ノスゝメ」と題して、ご自身の進路選択や情報科学と自身の興味や社会との関わりについてお話しをいただきました。

  • その後のプログラミング体験は、株式会社プロキッズにより進行され、参加者は「コードランド研究所」の一日研究員として研究をしてミッションに挑むという設定でプログラミングに取り組みました。
     身近な例を挙げての通信や無線の説明に続いてmicro:bitの操作方法の説明を受けた後、いよいよiPadを使ってコマンドを組み立てていきます。最初に、micro:bitに自分の名前を表示させるコマンドをプログラムした後、通信のコマンドを組み入れ、同じグループの友達のmicro:bitにお互いに自分の名前を送り合いました。次に、micro:bitに取り付けられたネオピクセル(マイコン付のLED)の色を変更するプログラムを作り、10個のLEDを指定した色に光らせたり、ボタンで色を変更したりと複雑なプログラムを習得していきました。

    一通りプログラミングを体験したところで、「警察から、人体に悪い影響のある電波から市民を守るために捜査協力をしてほしい」という演出で謎解きが始まります。参加者は地図を見て会場を思い思いに巡りながら、謎を解いて行きます。謎解きでは、今まで学んだ無線やプログラミングなどの知識を活かさないとクリアすることができません。午前中の小学生の部では、初めてプログラミングに挑戦する子も多く、少し時間がかかりましたが、アシスタントのサポートもあって、無事に全員がミッションをクリアすることができました。謎が解けると、子どもたちは目を輝かせて喜んでいました。

  • 一方、午後の中学生の部では、半数以上の参加者にプログラミング経験があり、皆テキストを見ながら、着々とプログラミングを進めていきました。広い会場の中ですべてのコードを見つけるのには少し苦労しましたが、宝探しを楽しみました。
    ミッションを完了した後、中学3年生の参加者に感想を聞いたところ、「通信機器を使いながら日頃不思議だと思っていたことの仕組みがよくわかった」、「Bluetoothを使って、複雑な動作を学べて楽しかった」という声が聞かれました。
    中学生の部では、さらに先に進みたい参加者がその後も会場に残りmicro:bitで地磁気センサーを使ったコンパスを完成させ、追加の謎解きに挑戦しました。

  • 学校の授業でやるプログラミングよりもむずかしかったので、やりがいがありました。(小6)
  • こんなに面白いプログラミングは初めてだったので、とっても興奮しました!(小4)
  • なぞ解きがちょうどいい難しさで楽しかった。(小4)
  • え?そうなの!?と口にしてしまうほどおもしろかったです!工学にも興味がより湧きました!(中1)
  • 無線通信に関係する、プログラミングを行ったことはなかったので、新鮮でした。 さらに、情報分野に興味をもつことができたと思います。micro.bitもどのようなものか気になっていたので、今回、触れて体験することができてよかったです。(中3)
 *参加者の感想*