【開催日:8月7日(月)】スーパーサイエンスハイスクール事業「ラボビジ」を名古屋工業大学にて開催しました。
2023/08/29掲載
2023年8月7日(月)愛知県立一宮高等学校スーパーサイエンスハイスクール事業「女性科学者のたまご育成プロジェクト」の取組の一環として「ラボビジ」を開催し、愛知県内の22名の学生(高校生21名、中学生1名)が参加しました。
はじめに、ダイバーシティ推進センター 副センター長 武藤敦子准教授による大学紹介・工学分野の女性活躍・ダイバーシティ推進についてのお話の後、在学生の代表として名工大女子学生団体彩綾~SAYA~4名が自己紹介を行いました。
続いて、彼女たちの案内のもとグループに分かれて構内を見学しました。武藤敦子准教授と名工大女子学生団体彩綾~SAYA~女子学生
「ラボビジ」のメインとなる研究室見学では、電気・機械工学系プログラム機械工学分野 医用生体工学研究室を訪問し、二人の研究者の講義を受けました。はじめに氏原嘉洋准教授が「医師も知らない!心臓の美しさとしなやかさを機械工学から解き明かす!」と題して、医用工学分野の研究内容を中心に、研究者としてのこれまでの道のりや生活の様子なども含めてお話しされました。
次に、伊藤愛助教(博士後期課程2年)が、「好奇心をエンジンに~脊椎動物の心臓進化に心惹かれて~」と題して、進路選択に関するご自身の経験談を中心にお話しされました。
講義後には実際に研究室に入り、先生方から研究や機器の説明を受けて、医用工学研究への理解を深めました。
最後に、「ラボビジ」の締めくくりとして、彩綾の在学生との座談会が行われ、受験勉強、大学での学生生活や研究について在学生の率直な生の声を聞きました。
電気・機械工学系プログラム 機械工学分野
氏原嘉洋准教授電気・機械工学教育類 機械工学分野
伊藤愛助教
~参加者からは以下の声が寄せられました~
・今のところ文系に進もうと考えていたが、研究室の先生のお話や、学生さんのお話がとても魅力的で進路選択をもう一度考え直すきっかけになりました。そして物理だけでなく、生物、化学全て入っている研究をしている研究室の方々がとてもかっこよかったです。
・女子推薦の話も聞けてとても満足できました。勉強がんばろうと思います。
・機械工学の世界は、車とかのモノづくりのイメージだったけれど医学の世界とも関わりがあると知り、驚いたし講義の内容も知らないことばかりで感動した。自分は化学系に興味があるけれど、今回知った世界にも視野を向けて今後の進路を考えたいと思います。
名工大では中高生のみなさんに工学の世界を体験していただく機会をご用意しています。教科書で学ぶ数学や物理、化学がどのように最先端の研究へと発展して行くのか。工学の学びの奥深さ、幅広さにぜひ触れてみてください。