国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:12月16日(土)】名古屋工業大学公開講座No.16
「モノづくりチャレンジ:第4回 3Dプリンターでオリジナルグッズを作ろう!」を開催しました。

2023/12/21掲載

    2023年12月16日、女子中高生を対象に、「モノづくりチャレンジ:第4回 3Dプリンターでオリジナルグッズを作ろう!」を本学11号館2階CAD室にて開催しました。
    アンリツ株式会社 理事・CTO 野田華子氏(本学OG)を講師に、同社疋田啓悟氏(本学OB)をチーフアシスタントに迎え、中学1年生から高校1年生までの15名が、ものづくりの発案から3D CADでの設計までを体験しました。

  • アンリツ株式会社 理事・CTO 野田華子氏

  • アンリツ株式会社 疋田啓悟氏

  • 女子学生団体彩綾~SAYA~の5名の学部生が参加者のCAD操作をサポートしました。サポーターの学生は、事前に作品を作り、自己紹介の際に、自身が設計して3Dプリントされたオリジナル作品を紹介しました。

    イベントの前半は、野田華子氏による講義が行われました。CPS(サイバーフィジカルシステム)や3Dプリンターの歴史や仕組みについて学び、その後、3D CADの基本操作について、野田氏がスクリーンに示す操作を参加者も同時に操作して学習しました。ほとんどの参加者が3D CADに触れるのは初めてでしたが、サポーターのアドバイスもあり、順調に操作をマスターすることができました。

  • サポートの学生の自己紹介の様子

  • 基本操作を習得した後は、いよいよ自分の作品の設計に取り掛かります。事前に提出したグッズのデッサンをもとに、3Dプリンターの特性を考えながら、設計を進めていきました。
    作りたいグッズの形をより明確にイメージして、寸法も考えてデッサンを修正した後、3D CADを操作して設計していきます。
    紙に鉛筆で描いたものをデジタルに作り替えていく作業に最初は苦戦しましたが、サポートの学生に相談しながら、着々と自分のイメージを形にしていき、イベントの終了時には、全員が、思い描いたオリジナルグッズの設計を完成させることができました。

    CAD室前の廊下では、3Dプリンターの出力デモンストレーションと、作品展示を行いました。 保護者は、プリンターが時間をかけて幾何学模様のコースターを出力する様子に、足を止めて見入っていました。


    3Dプリンターの出力デモンストレーションの様子

    イベント終了後のアンケートでは、参加者から、『このような体験をするのが初めてだったので少し難しかったけど、自分のオリジナルを作ることができて面白かったです。サポーターのみなさんが親切で丁寧に教えてくださったので、分かりやすかったです。』、『操作に慣れてだんだんと自分の作りたいものに近づいていくことが興味深かったです。』、『実際に作品を作っていくと思ったよりもだめなところがあって、それを直していくのが楽しかったです。最初の6Gとかの世界のお話も面白かったです。』という感想が寄せられました。

 *参加者の作品* 


豊かな想像力を発揮して、短時間で素敵なオリジナルグッズを設計できました!