国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:3月20日(水・祝)】工学進路選択支援イベント「工学の扉を開こう」特別企画
女子小・中学生対象「モノづくりチャレンジ:カーリングロボットをプログラミングしてチームで対戦!」を開催しました。

2024/03/22掲載

    2024年3月20日、小学校5年生から中学3年生までの女子児童・生徒を対象に、モノづくりチャレンジ「カーリングロボットをプログラミングしてチームで対戦!!」を本学NITechホール 2階 ラーニング・コモンズLI:NCsにて開催しました。小中学生24名が参加し、micro:bitを使ったプログラミングと、カーリングロボットを使った対戦ゲームに挑みました。

    冒頭で、加野泉ダイバーシティ推進センター准教授より、工学分野やその先の進路について紹介があり、その後サポーターとして参加した女子学生が自己紹介するとともに、工学分野で学ぶ楽しさをお話ししました。

  • プログラミング体験は、株式会社プロキッズにより進行されました。参加者は、4人で一つのチームになり、最初はmicro:bitに自分の名前を表示させたり、チームの名前を決め、そのアイコンを表示させる基本的なコマンドを学びました。
    各チームの学生サポーターの的確なアドバイスもあり、皆、順調に操作を自分のものにしていきます。

    コマンドに慣れたところで、カーリングロボットに搭載するコマンド作成に取り組みました。まっすぐ走る、左に向く、右に向く、などの単純なコマンドを作り、実際にカーリングコートの上で走らせてみます。コートの幅や大きさ、ハウスの位置に合わせて、勝てるロボットにするにはどうしたら良いのかな、と思考を巡らせます。

    ロボットの特徴を把握したら、強くするための戦略を練っていきます。回り込んで相手を弾き出す、曲がる、回転するなどの動きを複数組み込んで、相手を避けながらポイントを取るために、直進する秒数や、左右のバランスを計算しながら、プログラミングを進めました。

  • 試行錯誤を重ねた後、いよいよカーリングマッチが開始。
    1回3ゲームを3回戦まで戦いました。
    いざ戦って見ると、良いポジションにつけてもすぐに相手に弾き出されてしまったり、他のロボットに接触後、自分のロボットの向きが変わってコートからはみ出してしまったりと、なかなか思うようにいかないことがわかります。1回戦が終わった後は、各チーム、ルートの見直し、戦略の立て直しを行いました。2回戦では、1回戦の経験を生かして、各チームから複雑な技が次々と繰り出され、戦いは白熱しました。そして、3回戦、両チームの戦略会議も活発になり、手に汗握る好戦となりました。

  • 3回戦を終えた後、優勝チームが発表され、表彰式が行われました。総合で6点を獲得したチームCが優勝し、チームの一人一人に表彰状が授与されました。

    長時間のイベントになりましたが、自分が戦略を考えてプログラムしたものを使って、チームで対戦ができるということで、参加者の話し合いもとても活発で、会場は和やかな雰囲気ながらも大いに盛り上がりました。

  • 他の人とも話し合いながら楽しくプログラミングを学べてとても良かった!全然やったことがなかったけどわかりやすくできてまたやってみたいと思った。(小5)
  • カーリングの試合をして、どのようなプログラミングを組めば勝てるか考えるのが楽しかった。(小6)
  • 今までプログラミングは、興味はあったけど、あまり触れる機会がなかったし、苦手だと思い込んでいた だけど今回の講座でめっちゃ先生が丁寧に教えてくださったのでうまくできてうれしかった。 こんどプログラミングの教室にはいってみたい。(中2)
  • プログラミングの知識がほぼなかったけど、楽しく取り組むことができました。カーリングのチーム戦も楽しんで行うことができました。難しそうだったけど、解説もわかりやすかったので理解することができました。1グループにつき1人の先生がついてくれたので、わからないところも聞くことができました。内容が多くなかったので、難しすぎなくてよかったです。(中3)
 *参加者の感想* 


 *カーリング対戦の様子(約27秒)*