【開催日:11月12日(水)】 第11期女性技術者リーダー養成塾(第5回)、卒塾式・塾長講演会を開催しました。
2025/11/28掲載
本養成塾は、製造業に勤めている女性技術者のための講座で、女性技術者リーダーとして長く活躍し続けるために必要なスキルを学び、長期的視点でキャリアをデザインする機会を提供することを目的としています。
第11期は、県内外の企業20社から22名の女性技術者が参加しました。
11月12日に卒塾式及び塾長講演会が開催され、塾生とともに、参加企業より推薦責任者や上席者など22名が出席しました。
卒塾式では、主催者を代表して名古屋工業大学副学長・ダイバーシティ推進センター長吉田江依子教授が挨拶し、参加企業およびご指導・ご支援をいただいた関係者への感謝を述べました。そして、来賓の公益財団法人永井科学技術財団永井淳理事長より卒塾生へ祝辞が送られました。

名古屋工業大学副学長・ダイバーシティ推進センター長
吉田江依子教授
公益財団法人永井科学技術財団
永井淳理事長
続いて行われた修了証授与では、卒塾生一人一人が「リーダーになるための行動宣言」と題した1分間のスピーチを行いました。講師や上席者らが見守る中、卒塾生は本養成塾で学んだことを職場でどのように活かすか、どんなリーダーを目指すか、そのために明日から何を意識するかといった具体的なビジョンを語り、西岡塾長より修了証を受け取っていました。
最後に、講座を担当した株式会社eight代表取締役・2級キャリアコンサルティング技能士の鬼木利瑛氏(当日は欠席のため祝辞を代読)、名古屋工業大学特任准教授の落合清恵氏より、行動宣言の実現を願い、卒塾生へお祝いの言葉が送られました。

名古屋工業大学特任准教授
落合清恵氏
卒塾式に続いて、塾長である株式会社光機械製作所 代表取締役社長の西岡慶子氏(名古屋工業大学客員教授)による講演会「私らしいリーダーシップを描く~働く意味と未来へのアクション~」を開催しました。
講演では、まず自身の働き方やキャリアモデルが今後も通用するのか見直し、これから求められる人材像へと話題が広がりました。続いて、リーダーのあり方も従来から変化していくと指摘され、予測不能な超競争時代だからこそ、日々の中に喜びを見出し、ストレスをコントロールする姿勢が重要だと強調されました。
最後に「仕事や気持ちを複雑にせず、シンプルに考える=禅」という視点が紹介され、卒塾生に未来への行動指針を示す講演となりました。
株式会社光機械製作所 代表取締役社長(名古屋工業大学客員教授)
西岡慶子氏
特別講演会の様子
卒塾生からは、「行動宣言を考え発表することで、自分の目標や理想のリーダー像を改めて見つめ直す良い機会となりました」、「今後はこのご縁を大切にしながら、自分の目指すリーダー像に少しずつ近づけるよう、日々の行動を積み重ねていきたいと思います」「今回の講義を通じて、AIが得意とする領域が広がる中で、単純なスキルだけでは差別化が難しくなり、むしろ人間性や人間らしさがより重要になっていくのではないかと強く思いました。今後、技術に頼るだけでなく、人としての価値を高めていきたいと思います」といった感想が寄せられました。

第11期女性技術者リーダー養成塾 卒塾式
第12期は2026年6月募集開始予定です。詳細は女性技術者リーダー養成塾のサイトにてご案内いたします。
