国立大学法人名古屋工業大学 ダイバーシティ推進センター

イベントリポート

【開催日:12月5日(金)】女性技術者リーダー養成塾「卒塾生フォローアップ講座」を開催しました。

2025/12/26掲載

    本養成塾は、製造業に勤めている女性技術者のための講座で、女性技術者リーダーとして長く活躍し続けるために必要なスキルを学び、長期的視点でキャリアをデザインする機会を提供することを目的としています。昨年度に引き続き、これまでの卒塾生を対象とした「フォローアップ講座」を開催しました。
    2025年12月5日(金)に第1回講座が行われ、8社から8名の女性技術者が出席しました。

  • 今回の講座では、二つのセミナーを開催しました。

    午前は、名古屋工業大学大学院工学研究科 伊藤洋介准教授(日本弁理士会知的財産経営センター 担当副センター長)による「ものづくりにおける知財活用の意義」の講義が行われました。講義では、特許法の成立過程や国・産業界における特許の重要性、知的財産権の種類と基本的な保護範囲について、事例を交えながら丁寧な解説がありました。
    後半には、二種類のマーカーを題材に進歩性・新規性を考察する演習を実施し、受講生は技術者と消費者の双方の視点から知財の活用と社会的価値について理解を深めました。

  • 名古屋工業大学大学院 工学研究科 准教授
    (日本弁理士会 知的財産経営センター 担当副センター長)伊藤 洋介氏

    講座後には、「特許とは難しいものではなく、見方を変えれば様々なところに新規性・進歩性があることが分かった。また、特許をとることによってアイデアを独占できるだけでなく、独占することによって別の視点から他社より有利にたてる話が印象に残った」、「身近なものについて特許技術など考えたことがなかったので、ペンのワークは私には難しかったですが、新しい発見になりました」などの声が受講生から寄せられました。

  • 午後からは、NTTプレシジョンメディシン株式会社 新宅亮子氏による事業構想ワークショップ「Small step,Big world.~ちょっとの一歩で、世界は変わる~」が行われました。今回が初めての開催となる本講義では、受講生が自らの発想力や可能性を広げるための多様なワークに取り組みました。
    はじめに新宅氏のこれまでの経歴が紹介され、続いて受講生同士の他己紹介や、しりとり発想法を使ったアイデア創出ワークに取り組みました。
    後半は、自身が抱える悩みや不安、日常の小さな問題を起点として、それを解決するための事業を考えるワークに取り組みました。最後には一人ずつ事業案を発表し、受講生は新宅氏からフィードバックを受けながら、自身のアイデアを明確化する手法を実践的に学びました。


  • NTTプレシジョンメディシン株式会社
    新宅亮子氏


    事業構想ワークの様子

    受講生からは、「アイデアを他の人やAIと壁打ちしていくと、じっと考えているより広がっていくことが実感でき、やっていて楽しくて、もっとやりたいことや気持ちが育っていきました。自分で事業を考えるのにも、みんなで考えるのにも、伴走するにも非常に役に立ちそうでありがたかったです」、「新規事業構想検討の際には、まずは発散思考でとにかくアイデアを出すこと、そのあとビジネスを作るために収束させることに意識して進めてみたいと考えます。また新宅さんの幅広い知識と学び続ける姿勢に感銘を受けたので、自分も見習いたいと思えるいい機会になりました」といった感想が寄せられました。